ニート・ニート・ニート
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    ニート・ニート・ニート
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    三羽 省吾

    「何となく」
    自分でも分からないそんな理由で会社を辞めたタカシの元に、ドアをけ破ってレンジがやって来た。

    「北海道へ行く!」

    都合も理由もおかまいなしに連れ出されたタカシ。ところが連れは一人ではなく、車の中にはさるぐつわをされ、手足を縛られたキノブーの姿が。

    レンジの話によると、キノブーは二年ほど引きこもっていたらしいのだが、タカシの時と同様、拉致同然に連れてきたのだという。

    奇妙な三人乗りの車はとりあえず北へ。

    途中、レンジが出会い系サイトで知り合った女性と合流することになっていたのだが、やってきたのは未成年の少女、月子。

    騙したなっ。と押し問答しているところへヤクザものがやってきて・・・。


    自分が必要とされているのか分からない。
    自分が何をしたいのか分からない。
    自分に向いている職業が分からない。
    何のために生きているのか分からない。

    何故だろう、と考えるとキリがなく答えの出ないことが多いですよね。
    けど考えてしまうからそこから一歩も動けなくなってしまう。

    レンジの能天気さと活動力って、時に必要なんです。
    ハタ迷惑なことこの上ないけど・・・・。

    結局、強引だろうが緩やかだろうが、世の中に出るって流されることなんじゃないかと、彼らを見てると思います。

    出てしまえば、こんなものかと思う。
    その中でやりたいことを見つけられた人はすごく幸せ。
    でもほとんどの人が、生活のために働き、趣味は別に持ってる。

    それでもバランスが取れてるうちはいいのですが、理想が高かったり、自分に厳しかったりする人は、そこからはみ出してしまうこともある。

    文明文化が発達して、便利な世の中になったけど、生きるって昔から単純だった気がする。

    要するに、手足動かして働いて、飯食って寝る。
    夢や希望ってあると目標になるけど、それに縛られたら足かせにしかならない。

    そこの加減が難しい。
    posted by: 黒猫 | 読書・絵本の感想 | 07:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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