うさぎのたまご
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    JUGEMテーマ:読書

    小さなころからあだなは『オカン』
    だから結婚すればいつでも母親になれると思っていた。
    けれど現実は残酷で、一度の流産の後、なかなか子宝に恵まれず・・・・。

    関西弁で、ほんわかとした日常を、不妊と治療と夫婦愛という観点から描いている物語。
    きっと誰もが結婚すれば望む時に母親になれると信じてると思います。
    でも、確実に何%かはその望みが叶わない。そして、叶わないと知って治療を始めても遅かったりする。

    子供って授かり物なんですよね。
    人間の都合で作れたりしない。だって、命だから。

    『オカン』こと昌子も、気持ちが若かったためにまだ大丈夫と根拠のない自信を持ってました。
    でも体は知らぬ間に老いている。それも想像出来ないほどに。

    子供を産むって、大変なことなんだと思い知らされる。
    それでも産みたいと頑張る昌子。それは一人では戦えない。

    夫婦の間でも会話にするのが難しいデリケートな問題。ここを乗り越えなければ、治療を前向きに進めることは出来ない。

    欲しくてもなかなか出来ない子どもを挟んで、夫婦とはどのようにあるべきか、また、どのような気持ちで命に向き合うかを考える機会になるような話でした。
    posted by: 黒猫 | 読書・絵本の感想 | 07:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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